あなたはご存じでしたか?
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京都府長岡京市長岡2丁目にあるリバティ長岡の西側、岩田呉服店・西友、ル・ノーブル店浦北側の空き地にわたしたち住民が安心できる説明もなく、しかも一般参列者の駐車場がほとんどない4階建ての巨大な葬儀場が建てられようとしています。
【注意】2014年の話です。葬儀場自体竣工しましたが、このサイトの存在が大きく役立ち、参考にする方もおられるので、記録として残しておきます。
【最新情報】
4月2日の説明会は終了しました。多くのご参加ありがとうございました。
- リバティ長岡西側元駐車場
ル・ノーブル北側、西友駐車場側
リバティ長岡側
岩田呉服店を望む
建物の案内はこれだけです。
通常のビル建設では建設イメージ図も一緒に併設しますが、それがなく、地域に知らせる気がないのがわかります。
付近は生活道路となっていますが、道路が狭く、歩行者も多く、スーパーの駐車場に出入りする車も多くあります。
葬式の寝台車、霊柩車など、連なる車両の通行には不向きなのがわかります。
病院から近い場所に葬儀場を建てないのは、社会的にも常識ですが、現場が十分見える100メートル範囲には近藤産婦人科や介護の短期入所サービスきりしま荘があります。
近藤産婦人科
短期入所サービスきりしま荘
短期入所サービスきりしま荘は介護施設で、短期入所サービスを受けているお年寄りが在住しています。
さらに150メートル北には第六小学校もあり、付近を通学する児童も多くいます。
夕方は塾に通う子供達も多くいます。
長岡京市民の重大な問題です
この話は長岡京市民全体の重大な問題です。
単に長岡2丁目近隣の住民だけの問題ではありません。
リバティ長岡と西友は40年以上も前から、わたし達長岡京市市民の食の確保に重要な役割を果たしてくれています。
利用してきた、天神、花山、太鼓山、奥海印寺、今里、長法寺の住民にとっても重大な問題です。
もし葬儀場ができて、交通事情が変わり、この辺りで買い物を敬遠するようになったらどうなるでしょうか?
今、わたしたち住民が何もしなければ、成り行き次第では数年後にショッピングセンターが無くなる可能性も否定できません。
何十年も営業してきたお店がなくなるのです。
そうなれば、子供を育てているお母さんやお年寄り、足の悪い方の買い物に影響して、大量の「買い物難民」が出る可能性があります。
事実上の「まちこわし」です。
「初めて知った」
お読みいただきありがとうございます。
これを書いているわたしもル・ノーブルの辻社長、リバティの池上社長をはじめとする近辺の有志のみなさんの呼びかけのおかげで初めて知りました。
「でも、そんなの市役所がなんとかしてくれるでしょ?」
「でも、まちづくり条例があるから大丈夫でしょ?」
実はわたしもそう思っていたのです。
平成26年3月22日に中央公民館で開催された、セレマ長岡京シティホール第3回近隣説明会に参加するまでは・・・。
彼等は説明会の案内を43.2メートルの範囲の住民にしか案内していませんでした。
明らかに市のまちづくり条例の盲点をついて、多くの住民に知らせず、建設を進めようとしています。
そして、住民に対する説明も「アリバイ作り」「言い訳程度」な態度でした。
話にはつじつまが合わない点が多く、参加者全員の反感を買う答えで、参加した住民を怒らせました。
参加者全員が「信用できない会社だ」と感じました。
実際、京田辺市や京都市下鴨、宇治市、向島など各地で葬儀場建築で住民に十分な説明をせず、もめてきました。
(2018年4月には滋賀県長浜市でも、もめていると、住民の方から話をいただきました。)
この問題はわたしたち住民がはっきり声をあげて、行動を起こさなければいけないことです。
「様子を見ます」
「中立です」
などと言っていたら、あっという間に信用できない企業の葬儀場が建ってしまいます。
面倒な事には関わりたくないのでしょうが、いい年になる人が「様子を見ます」「中立です」と人任せにする様子は若い者からみたら、卑怯でしかありません。
問題を起こしているのはどこの葬儀会社ですか?
ここに葬儀場を建てようとしているのは株式会社セレマです。
どんな会社でしょうか?
検索エンジンで調べると、評判が悪い会社であることがわかります。
あちこちでトラブルを起こしています。
文中のリンク先は参考リンクとしてお読み下さい。
京都市下鴨でも葬儀場を建てようとして、市民の反感を買い、京都市から「市民との完全な合議なくして葬儀場を建設してはならない」と行政指導を受けて、指導要綱も作られ、事実上追い出されています。
さらに勤務でもブラック企業であるなどの話が出てきました。
さらに労働組合に2003年近畿経済産業省へ内部告発されています。
高額な追加料金を請求されることは、裁判所の折り紙付きです。
京都地方裁判所第3民事部判決言渡後交付原本の一部にはこうあります。
「第42期の事業収入中 少なくとも300億円は葬儀によるものとみられ、それを施行件数である1万3243件で割ると1件当たり220万円以上になっていることがわかる。これはRコースの30万円はもとより、Pコースの50万円やTコースの10-70万円という月掛金総額の何倍もの金額であり、被告セレマの葬儀が各コースのセット金額以外に 何倍もの追加料金をとって収入としていることが強く窺(うかが)われる。」
「強く窺(うかが)われる」と書いているのが「確実」という意味です。
セレマは互助会の積立金の返還で2割の高額な手数料がおかしいと、次々と裁判を起こされて、敗訴しています。
経済産業省のサイトに、互助会裁判に関するレポートが掲載されていましたのでご紹介いたします。
消費者庁からも、この問題を消費者契約法第39 条第1項の規定に基づき、公表されています。
差止請求に係る判決等に関する情報の公表について(京都消費者契約ネットワークと株式会社セレマ及び株式会社らくらくクラブの判決について)[PDF]
京都消費者契約ネットワークと株式会社セレマ及び株式会社らくらくクラブの控訴審判決について 消費者庁[PDF]
一企業の問題がネットで書き込まれ、従業員の内部告発を受け、経済産業省傘下の消費者相談から公表されるのは相当な問題があることです。
同業者からも評判が悪く、互助会問題の仕組みと問題がわかりやすく書かれています。
月々1,000円や2,000円程度の積み立てで、葬儀の際に約50万円の葬儀が25万円の会員価格でできるなどという、一般に「冠婚葬祭互助会」といわれる商法にご注意ください。
業界のイメージを悪くしていますから、真面目にしている会社としては腹立たしいでしょう。
内部事情に詳しい人が書いた
セレマの実態
説明会における態度でも、セレマとそのグループ会社や互助会を信頼できると思う方がおかしいです。
経営者、役員は建設するより「信用」を取り戻すのが先です。
リバティ長岡と岩田呉服店、西友駐車場入口付近
葬儀場建設予定地はリバティ長岡と岩田呉服店の間にある土地ですが、平日の午後1時ころの様子を見ましょう。
平日の午後1時頃は葬儀の告別式が始まることが多い時間です。
リバティ長岡駐車場から西に向かってくる車も多くあります。写真では見えませんが、西友駐車場の出口もあります。
セレマ側の説明ではここを南に出て、アゼリア通りを折れるといいますが、アゼリア通りの西側行きも11時半頃と午後2時半頃は混みます。
毎日歩いている人ならわかりますが、この辺りは大型車がギリギリすれ違うことがしょっちゅうです。
西友駐車場入口近辺
さらに西側に行くと西友駐車場に入る車も多くあります。
写真は日曜日の午後2時頃のものです。
次の写真は平日の4時半頃の風景ですが、大型トラックが頻繁に入ります。
これだけでも、葬儀場には不向きな交通事情であることがわかります。
この中を葬儀参列のための車が通る可能性があるわけです。
利便性だけで葬儀を出せば、近隣の住民や買い物客に迷惑をかけ、参列者にも迷惑をかけることになります。
故人の人生の最後において、人の死を盾に近隣に迷惑をかけるようなお葬式をあげさせるのでしょうか。
まっとうな葬儀会社は葬儀場を建てる土地は土地買収前から周辺環境や道路を十分に調べ、近隣住民がいれば、必要以上に計画前から挨拶や十分な説明をきちんとするなど、理解を得てから建てています。
平日の午後1時半頃のアゼリア通り
平日の午後1時半頃のアゼリア通りですが、平日でも写真のように車で混雑します。また、西に向かう方も午前11時半から12時、午後2時から3時にかけて混雑します。
実はセレマはこのアゼリア通りの交通調査を全く行っていません。
行わない理由を問うと、よくわからない答えで逃げます。
先の西友駐車場に入る車の渋滞の写真もそうですが、この中を葬儀の車列が1日最低でも1組通ることになります。
友引の日は告別式を行いませんから、その翌日はお葬式が増えることになります。
また、近年は火葬場から帰って、葬儀場で初七日の法要を行うことが多いので、夕方頃にまた混雑することになります。
セレマ側は京都市下鴨で葬儀場建設で反対に遭って、京都市から「100メートル以内の住民と合議なくして建設してはならない」と行政指導を受けています。
セレマは「設計ミスで撤退」とごまかしていますが、地域の住民たちに十分な説明を行わず、強い反発を受けたことで話を進められなくなったのが実情です。
(事実、この条例ができてから、セレマの京都市内での強引な葬儀場建設はピタリと止まり、多くの地域住民に大きな反感を買ったことを多くの方からいただいています。)
セレマ側は自分達の営業について恥じるところがなく、誠意を持つのであれば,法律や条令には関係なく、ここに建てる葬儀場が地域にどんなメリットをもたらすのか、影響のある地域住民全てに対して説明会の案内を行った上で,住民との完全な合意を得た上で着工すべきです。
厳しい事を書きましたが、葬儀会社の全てが同じではありません。
お葬式は故人とのお別れをするための大切なものですし、葬儀会社や葬儀場の存在は必要です。
ただし「その葬儀会社が地域から信頼されていること」が前提です。
これを書いているわたしは肉親の葬儀を出したばかりです。
寝台車での帰宅や納棺など一連の儀式ではセレマではない葬儀会社の丁寧な心遣いと配慮に助けられました。
お葬式は大切な人を亡くした悲しみの感情と向き合い、
癒やしていくための儀式でもあること、
悲しみを分かち合ってくれる人がいること、
亡くなった人に感謝する
地域のつながりを認識する
信頼できる葬儀会社を選ぶ事、そして近隣の人の理解と助けがなかったらできないことを痛感しました。
大切な人が亡くなった悲しみでいっぱいの中、亡くなった方の思い出とお世話になった方々への感謝の思いを表すためにも、亡くなった方が安心して旅立てる儀式にしてあげたいと、誰もがそう思うものです。
大切な人の不幸があった時、理解のある場所で安心できる葬儀を出せることは遺族にとっても、参列される側にとってもありがたいものです。
近年の核家族化などの理由でお葬式を葬儀場で行うようになってきています。
しかし、葬儀会社、葬儀場の場所は十分に注意して選ばないと、故人が安心して旅立つどころか、地域の反感を買い、結果として故人に苦痛を与え、遺族や参列者の後悔と悲しみをいっそう増やすことになります。
それがわかっている良心的な葬儀会社は試行錯誤しながら、葬儀場の建設場所の選定や交通と環境は十分に注意を払うようにしています。
葬儀場はコンビニエンストアではないし、葬儀は参列者の利便性を求めるものではありません。
むしろ、多少不便なくらいがいいのです。
駅前や商店街のすぐ横に葬儀場を出すことは、近隣住民や商売をしている人達の迷惑になるから避ける、または十分な根回し、配慮と説明することを多くの葬儀会社では暗黙の常識としてきました。
業者が「人の死」を盾にして、利便性などを名目に葬儀場建設を一方的に進めれば、地域住民の反感を買うだけです。
セレマの説明会での態度を見ても、この場所が葬儀場には不適合な立地であることを知りながら、既成事実を作って、建設を急いでいるのは間違いありません。
市内にある6つの葬儀場はいずれも繁華街を外して、住環境や交通など迷惑にならないよう、営業規模、建物の高さや面した道路の幅、駐車場など十分に注意して着工しています。
筆者は市内の葬儀場で行われた、親友の肉親の葬儀にも参列したばかりですが、その配慮は遺族にも参列する側にも本当にありがたいものだと思いました。
霊柩車にはそれとはわからない車を使うなど、感心するものでした。
それに対して、次から説明する、セレマ側の説明会での話や態度は信用できないと思われてもしかたがないものでした。
セレマがやっていることがこうした真面目な葬儀会社の努力の積み重ねを台無しにしています。
まず、わたしの葬儀会社に持っていた常識が外れたことに感謝します。
わたしは良心的な葬儀会社しかしらないので、説明会に参加するまでは駐車場対策や交通対策など、住民側にできるだけ理解をしていただくための説明会だと思っていたのですが、そうではないことを知りました。
流れを簡潔に書くと
平成25年7月7日に市とセレマに説明会を開くように要望書を提出して、平成25年8月22日と10月26日の2回開催されました。
しかし、2回ともセレマから住民への問い合わせはなく、案内も一方的に行われていました。
近隣の住民はわたしも含め、ほとんどが知らず、説明会へ住民の参加が数名しかいない状態で、いずれも案内情報の不足が原因でした。
近隣の地権者の方から、平成25年12月19日に市に161名の署名と共に、行政指導を要望する請願書を提出し、全議員の賛成で採択されました。
請願書の内容は
1.本市内での葬祭場の建築に関しての指導要綱をつくること
2.説明会の対象範囲を周囲40mにしか知らせず、非常に少ない人しか、知らされていないから、もっと多くの人に知らせること
3.駐車場対策を十分にして欲しい
4.交通対策を十分に
の内容でした。
請願書が採択されたことを受けて、市は話し合いを十分にするよう、セレマ側に説明会の通知範囲を増やすよう指導しました。
しかし・・・・
第3節 紛争の防止
(話合い)
第24条 開発事業者は、関係市民と誠意をもって話し合い、紛争の防止に努めなければならない。
とあります。
これが上位に来る以上、「セレマは関係市民と誠意をもって話し合い、紛争の防止に努めなければならない。」が最優先に来るのは言うまでもありません。
しかし、現実にはセレマは誠意をもって話し合うどころか、コソコソと動き、地域で紛争を起こしています。
2013年12月に市議会で請願の全会派の採択を経たにもかかわらず、第3回の説明会も周囲43.2mにしか知らされず、近隣の住民には届いていませんでした。
やむなく商店街の有志が告知ビラを配達して、近隣住民に呼びかけました。
筆者も含め、初めて、説明会があることを知った人が大半でした。
平成26年3月の説明会で住民は70名以上の参加がありました。
この他に仕事の営業時間内で参加できなかった方もいました。
説明会ではセレマ側は対応する者が3名だけで、決定できる立場の者が1人もいませんでした。
実際に現場で葬儀の仕事をしている者がいないのも明らかにおかしいと感じました。
開始時間の午後7時になっても始まらず、アナウンスもなく、午後7時15分になってやっと始まりました。
参加者全員に資料が行き渡らない状態で、説明会と呼べるものにはなっていませんでした。
すぐ近所のマンションに住んでおられる市議員の大伴まさのり議員も説明会に参加されていました。他にも市議3名が参加していました。
大伴まさのり日記 平成26年(2014年)3月22日をご覧ください。
また、第4回説明会については平成26年(2014年)4月24日の大伴まさのり日記 2014年4月24日をご覧ください。
周囲が驚くほど、語気を荒げて発言しておられ、詳しく書いているのですから、いかにセレマ側に誠意を感じなかったかわかります。
誰が見ても、この説明会のすべてが不誠実でした。
セレマ側の説明を3行にまとめると次の内容です。
「交通事情?適当に調べてきました」
「付近の交通事情?そんなもの知らない」
「本来ならしなくてもいい説明会を開催してやっているからありがたく思え」
実際にこんな話し方はしていませんが、セレマ側の担当者芦田太司氏の話からそう感じました。
芦田氏はまちづくり条例の高さの2倍の範囲、43.2メートル以内の住民にしか案内しなかったことを次のように話しました。
「経験上離れていいる方は関心が薄いので、近隣の方に説明しなさいとのことだと思います」
憶測でしかない話ですが、つじつまが合いません。
当日は筆者もふくめて、これより離れて住んでいる人も多く参加していました。
セレマが地域と共存する姿勢がなく、トラブルを起こしたら地域や他人に責任をなすりつけるだろうと思われても当然です。
通常はこの手の説明会には決定できる責任者が出るものです。
セレマ側・芦田氏は終始、
「当社はまちづくり条例にのっとってやっています」
「地域と共存したいと考えています」
とあたかも市の指導に従っている、暗にまちづくり条例を書いた長岡京市役所や都市計画課に責任がある、自社は問題ないといわんばかりの話を繰り返し、流れが不利になると
「わたしは現場担当ではないのでわかりません」
「責任がない、本社に持って帰って説明します」
といった、あいまいな答えに終始していました。
(補足)残念ながら地域と共存できているとは言いがたい状態です。休日に離れたスーパーなど、人の集まる所で福引きなど宣伝をやっていますが、まばらで人が来ているのを見たことがありません。
セレマが説明会を呼びかけたという範囲の43.2メートルは下記の航空写真の黄色の円で囲まれたところです。
この範囲のほとんどがリバティ長岡と西友の駐車場です。住宅は数軒で、その範囲外に住民が多く住んでいます。
アゼリア通りや商店街など、影響を受ける地域を外そうとしているのは明らかです。
セレマは43.2メートル内にしか案内していません。
説明会に近隣住民の参加が少なければ、「説明会を開いたが、周辺住民から何も異議がなかった」という既成事実ができることになります。
平成26年3月22日、4月24日の説明会に参加した近隣住民の多くがセレマの案内がなかったことに怒っていました。
長岡京市まちづくり条例施行規則にある文章を見ましょう。
4 第1号様式及び第2号様式により市長に協議を申し出る事業者は、開発しようとする敷地の境界から計画建築物の高さの2倍以上の範囲の関係市民に対して事業内容の説明を行い、第4号様式により市に報告するものとする。
「高さの2倍以上」とあります。
「高さの2倍」ではないことに注意してください。
つまり、2倍ではなく、2倍以上の範囲の関係市民に知らせなければならないことになります。
各地でトラブルを起こして反感を買っているいるセレマが地域の理解と信用を得ようとするなら、「2倍以上の範囲43.2メートル」では駄目です。
長岡京市役所都市計画課はそのように指導すべきですが、言いません。
「呼びかける範囲の設定」が難しいと返ってきました。
確かにその言い分もあるしょう。
本当に地域と共存したいとのなら、もっと広い範囲の地域近隣多くの住民に説明会を案内して、参加を積極的に呼びかけるのが筋です。
アゼリア商店街全てのお店、ハイコーポきりしま、エスリード長岡天神、天神ハイツを含めた一帯に説明会の案内を出すべきです。
住民ももっと声をあげないといけません。
「条例にもとづき、行っている」を前面に出して、法律に書かれている範囲を守るだけでは不十分だと思わなかったのでしょうか?
セレマは平成26年4月24日の説明会で「条例にもとづき、行っている」と言いながら、設計事務所も含め、役員も全員がまちづくり条例をきちんと読んでいなかった事を告白し、出席者全員が唖然としました。
セレマは説明会を開催するまで、近隣の商店への挨拶も説明もしていませんでした。
責任者の挨拶も説明もなく、説明会も開催せず、
住民に反対運動が起こる前に建設しようとしていたといわれても仕方がありません。
市に指導されて渋々開催したことから周辺のお店や商店街の皆さん、住民が反感を持つのは当然です。
平成26年3月の第三回説明会の後日、建設予定地のすぐそばにある複数のお店で話を伺いました。
道路工事でもそうですが、通常は近隣に影響がありそうな建築などの工事を行う時は責任者が周辺のお店や住宅に挨拶、説明に伺うなどして、必ず筋を通します。あるいは時間をかけて信用を築いていった上で話をします。
ところが、周辺のお店にはセレマ側の不動産担当の芦田氏はおろか、社長または責任者の挨拶および説明はありませんでした。
話を聞いていた筆者も唖然としましたが、土地買収も別の会社を迂回して行われていたことを知りました。
偶然、こんなものを見つけました。
株式会社セレマ 代表取締役社長 齋藤武雄 の祝辞を読むと、
「互助の精神」を掲げます弊社が、こうした「絆」を育む本大会に協力させていただけることは、とても意義深く、うれしく思います。
とあります。素晴らしい話です。(皮肉)
齋藤社長が「互助の精神」を明言しながら、葬儀場が建つ近隣に挨拶も説明もせず、説明会では担当芦田氏らが誠意のない対応で、住民の反発を買っていることは、「互助の精神」とつじつまがあいません。
もちろん、葬儀場ができたからといって、アゼリア通りがそのまま「葬儀場通り」になるわけではありません。
想像してみましょう。
わたしたちが、日常的に買い物に利用するショッピングセンターの真横にいきなり、巨大な4階建ての葬儀会館ができたらどうなるでしょうか?
しかも、建物には一般参列者が車を止められる駐車場がありません。
葬式が行われて、斎場へ出発する霊柩車や遺族の車が頻繁に出入りして、1つの葬式あたり、最大で70人程度の黒服の参列者が駅前から、市内の中心部の繁華街をぞろぞろと歩いているのを想像してみましょう。
遺族も一般参列者も気まずい思いをすることになります。
不幸には喜んで配慮するのがわたしたち日本人の美徳ですが、葬儀場の周辺への対応が十分でなければ、住環境や交通事情が悪くなります。
セレマ側はそうした可能性や不安の払拭につとめる責任がありますが、説明会を見ていると、払しょくしようとしているとは言いがたい状態です。
説明会で知り、仰天しましたが、建設予定の葬儀場は4階建てであるにも関わらず、一般参列者の駐車場がありません。
一般参列者が近隣に勝手に止めないようにするのは葬儀会社が絶対にやらなければならないことです。
しかし、70人規模と数十人規模の計3つの式場であるにもかかわらず、駐車場が16台だけです。
出棺を見送るホールや寝台車、従業員の駐車場ということになれば、一般参列者の駐車場はないということです。
※隣の向日市の阪急東向日駅前のセレマの葬儀場では駐車場が数台分しかなく、隣のイオンの駐車場に「無断で」止めさせているとの証言が近隣の方々からありました。
平成25年10月26日の第2回説明会の話でセレマ側は2台確保したそうですが、「近くに」だけで、どこに確保したのかも明らかにしませんでした。
平成26年3月22日の第3回説明会、4月24日の説明会でも駐車場確保の話に進展はありませんでした。
2台確保したというのも嘘だったのでしょう。
セレマ芦田氏
「私どもはリバティ・西友の駐車場を使えとは言わないように注意するが、参列者が勝手に停めるかもしれない」
という旨の発言をしました。
「いったい駐車場を何台必要と考えているのか」
という問いに対して、
セレマ芦田氏「参加者の4割くらいが相場なので70人で30台」
との発言に参加者がどよめきました。
30台必要なのに16台しかないのか?
この数字は実際には低く、会場の規模なら100台必要になるとの指摘もありました。
セレマが下鴨やほかの地域で住民とトラブルを起こしたのもうなずけます。
会社業者側が渋滞や事故、違法駐車などの問題を絶対に起こさない姿勢と具体的な手段が求められます。
それができないなら、そこは葬儀場を出す場所ではないということです。
近隣には駐車場にできるような土地はすでにありません。
セレマ側はちょっとくらいなら西友やリバティの駐車場に止めてもらえと、当て込んでいるのは間違いありません。
しかし、止められたら、西友やリバティの売上げが下がることになります。
セレマ芦田氏からは
「葬式のついでに買い物によるかもしれない」
との発言もありました。
お葬式が日常の買い物に行くのと同じという感覚は、遺族や参列者をバカにしています。
4月の第4回説明会でセレマ側から「2つの式場にして午前1件、午後1件にします」と話がありましたが、建物の規模は変わっていません。
後で理由をつけて、後から3つの式場に変更されない保証はありません。
市内の他の葬儀会社では多くの人が参列する葬儀場には必ず駐車場を必ず設置しています。
勝竜寺には80台完備、さらに100台の駐車場を完備した葬儀ホールがあります。
参考のために書くと、京都で古くからある公益社の葬儀会場は近隣の交通や住環境に配慮した場所に建てられています。
筆者の祖母は公益社の北ブライトホールで葬儀を出しました。
道路をはさんだ向かい側に親族や参列者が止められるように駐車場を設けていました。
民生委員など、「地域のおせっかいやきなおばさん」を務めており、参列者も多かったのですが、おかげさまで、多くの親族全員が参列できました。
また、建物の作りも道路が広い所に面して建てられ、近辺の迷惑にならないように注意深く、配慮されていると感じました。交通整理要員はありませんでした。
道路に交通整理要員を配置しなければならないなら、そこは葬儀場に不向きだということです。
セレマは警備員と交通整理要員の区別もついておらず、交通整理が必要な場合は警察の許可も得なければならないのにそれさえも知りませんでした。
葬儀場の道路の交通対策は単に交通整理の警備員を設置すればいい問題ではありません。
場所が葬儀場に適しているか、そして近隣にどう配慮するか、具体的な説明をもって、付近の住民に安心してもらう義務があります。
筆者の母は晩年は思うように歩けなくなり、遠くまで買い物に出られなくなり、「買い物難民」になっていました。
私が母の替わりに買い物に出ていました。母は買い物の都度、本当に喜んでくれていました。
西友やリバティで買い物をされるお年寄りを多く見かけ、わたし自身も考えさせられました。買い物をしている方には小さな子供を連れていたり、家族を介護している人もいます。
わたしも西友前でタクシーに乗ろうとして段差にこけたおばあさんを手助けしたことがあります。
実際、タクシーを使ってまとめて買い物をされているお年寄りや手押し車を押して買い物に来られているお年寄りを見かけることも珍しくありません。
西友、岩田呉服店付近でよく見る風景です。
(プライバシーに配慮しています。)
このように足の悪い方は歩行帯が狭かったり、歩道に上がるのが大変なので道路を歩いていることが多くあります。
歩ける人の感覚では「大丈夫」でも、こうした方々は交通に不安があれば、いくら警備員を配置しても、怖くて行けなくなるのです。
わたしが警備員をしていた経験から書きますが、絶対100%対応しきれるものではありません。
想像してみましょう。
自分の親や身内がそこにいたらどうします?
道路交通で参列者や見送りの車で混雑するなどの問題があれば、元気な人や若い人は他のショッピングセンターにいけば済みますが、お年寄りや足の悪い方々、子供連れの方々にとっては重大な問題になります。
この話は長岡2丁目の近隣だけではありません。
天神ハイツや長岡天神、第六小学校や長岡中学校近辺の住民、今里、舞塚、うぐいす台、長法寺、友岡、花山近辺、奥海印寺方面の方々で西友やリバティ長岡を利用している人は多くいるのです。
葬儀場ができて「人の死」「お葬式」「互助の精神」を名目に付近の環境や交通が悪化すれば、土地価格が下落する可能性もあります。
長岡京市にとっては固定資産税などの税収が減る事になります。
さらに人々がスーパーでの買い物を敬遠することで、商売の売上げが下がることになります。
スーパーが廃業することも考えられます。
廃れてしまったら、付近の土地を買い取って、駐車場にすることもできます。
後から葬儀場を建てようとしているセレマにすべての責任があるのですから、具体的な対策を出して、住民に納得してもらうのが筋ですが、まったくできていません。
「誠意」は単に法律や条令を守ればよしとするものではなく、それ以上の対応をとろうとすることが「誠意」の意味です。
単に法律や条令を守ればいい、だけでは「業者は誠意がない」ということになります。
その視点から見ても、セレマ側が住民の反感の引き金を引きました。
セレマへの行政指導を求める請願が全会一致で通っていることを指摘したある市議に対して、セレマ側芦田氏は次のように答えました。
「こちらが聞きたい。法的に従う義務あるんですか」
この時点でセレマ側は長岡京市の「まちこわし」をすると、わたしたち住民にケンカをふっかけてきたのです。
法律にははっきり書かれていないけれど、わたしたちが踏み外してはならない一線は多くあります。
それらをひっくるめて「伝統」もしくは「道理」と称されます。
我が国では古来から法を絶対として杓子定規に振り回すのではなく、道理に基づいて、住民の絆と信頼関係の積み重ねを重視してきました。
日本では「法律以上に地域の習慣など、地域住民の考え方を重視しなければならない」として、暗黙に伝統や道理を重視してきた面があります。
だから「法律は最低限、話し合いで解決」が重視されてきました。
わたしたち住民も好きこのんでトラブルにはしたくありません。
セレマ側の一連の対応を見ると、わたしたち住民の不安を解消して、地域と信頼関係を築いていこうとする誠意が全く感じられません。
これまでの説明会におけるセレマ側の発言と態度に、参加者全員が株式会社セレマに強い反感と不信感を持ちました。
これを書いている時点で、長岡京市役所都市計画課は市議会の二度の決議にかかわらず、指導と葬儀場建設要綱の作成には及び腰になっているのが現状です。
行政は地域住民が数多く、はっきりと声を上げないと動けないのも事実です。
「葬儀場は来るな」だけの反対なら、筆者はわざわざ手間がかかるホームページを立ち上げません。
この重大な問題を長岡京市に住む方々に一人でも多く知っていただき、考え、行動を起こしてもらおうと立ち上げました。
わたしたちはこの問題を市役所がなんとかしてくれるだろうと、他人任せにしないことです。
最終的にはわたしたち住民の意志と主体性にかかってきます。
有効なのはわたしたち住民が説明会に多く出て、セレマの実態を見た上で判断することです。
厳しい言葉ですが、他人任せな人はいりません。
説明会に積極的に参加しましょう
この問題は長岡京市の繁華街を壊そうとする「まちこわし」です。
わたしたち住民が説明会に参加しなかったら「繁華街のど真ん中に葬儀場を建設してもよい」「自分は問題ある葬儀会社を利用してもいい」と言っているのと同じことです。
セレマが信用できない答えを繰り返していることが事実であるとわかるでしょう。
参加して、気づいた事も多くあります。
周辺のお店の方の話を伺い、とくに建設予定地南側にあるル・ノーブルの辻昇社長は説明会参加呼びかけのお礼の挨拶だけのつもりが、懇切丁寧に話の流れを教えてくれました。
セレマという会社の実態と評判を知る事ができました。
その意味ではこの機会に感謝しています。ありがとうございます。
もちろん、これを読んでくださるあなた様はまた違った視点や感じる事があると思います。
いずれにせよ、わたしたち住民が多く関心を持ち、主体性を持って、多くの方々が説明会に参加して、はっきりと意見を言うことが大切です。
追加と修正について
この話は修正などあれば、その都度、修正あるいは追加していきます。
「大切な人との別れ」を考える
「大切な人との別れ」はわたしたちが避けて通れないものです。
「葬儀を出す場所の問題」はわたしたち長岡京市民1人1人が考えなければならない話です。
葬儀場建設に賛成もあれば、反対もあるでしょう。
筆者は道路通行や住環境に十分に配慮して、責任を100%負う、信頼できる葬儀会社が運営する葬儀場はあるべきだと考えています。
しかし、現状のセレマ側の対応を見ていると、全く誠意を感じられません。
この問題はけっして他人事ではありません。
悪しき前例ができれば、他の地域にも影響を及ぼす事になります。
わたしたちが無関心でいるか、関心をもっていくかでその結果は確実に受け取ることになります。
極端な話、「市内のあちこちに葬儀場が建ってもいい」というサインを送ることにもなるのです。
あなたの周りの人にこの話を教えてください。
このサイト(http://nocerema.mimiral.com/)を教えてあげてください。
スマホはQRコードをお使いください。
説明会の状況は第四回議事録を読むと気づきます。
でも、読んでわかったつもりになって欲しくありません。
評論家の類いは不要です。
ホームページ上で伝えられる事には限りがある以上、すべてをお伝えできません。
読んでくださっているあなた様にもぜひ、説明会に参加していただきたく存じます。
会場で実際に、見て、聞いて、意見を話しましょう。
このホームページは政党・特定グループとは関係ありません
このページは「裏で政党・特定グループが画策している」と言われているとの話をいただきました。
このホームページは近隣に住む、住民有志個人が立ち上げたものです。
特定会派、政党・特定グループとは一切関係ありません。
私も当初は他人事に「住民に理解してもらえるように説明するんだろうな」と思い、説明会に参加しました。
そこで初めて、セレマ側の道理の通らない説明と誠意のなさを痛感したくらいです。
一言で言えば、セレマは地域やそこに住む住民のことなどどうでもいい、信用できない会社だと感じました。
対して、ル・ノーブルの辻社長やリバティ長岡の池上社長、ヤサカ石油の金子社長をはじめとした、アゼリア商店街のみなさんは古くからわたし達のために働いてこられました。
同時に、若い人達を育ててくれています。
そうした方々の話は道理が通っているし、何よりもこの地域が好きな方々です。
でも、広く知ってもらう方法がなく、困っていたから、同じ長岡2丁目に住んでいる筆者が個人で手を上げたのです。
一度実際の説明会に参加してから判断しても遅くないでしょう。
(文責 前川修寛)
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